AIを使ってフロー、ルール、コードを下書きし、テストとリリースのコツまで網羅した、アイデアをiOS/Androidの出荷アプリに変えるステップバイステップガイド。

良いアプリ開発は画面やコードを書く前から始まります:明確な問題、特定のユーザー、そしてタイトな最初のバージョン(MVP)が必要です。AIは考えるスピードを上げるのに役立ちますが、最終的に何が重要かはあなたが決めます。
もしKoder.aiのようなvibe-codingツールを使うなら、このステップはさらに重要です。ユーザー、価値、スコープが明確であればあるほど、プラットフォームはチャットベースの計画をきれいでレビュー可能な画面、API、データモデルに変換できます。
機能で表現せず、平易な言葉で問題を記述してください。
次に主要ユーザー(1つのグループ)を明確にします。「多忙なプロフェッショナル」は広すぎます。例えば「3〜10人のアクティブクライアントを抱えるフリーランスのデザイナー」のように。どこにいるか、現時点でどんなツールを使っているか、問題がいつ発生するかといった文脈を追加してください。
AIプロンプト: 「ターゲットユーザーと正確な問題を絞るために私に10個質問してください。次に、最適なユーザーペルソナを5つの箇条書きで要約してください。」
バリュープロポジションは付箋に乗る程度に短く:
「[ユーザー] にとって、[アプリ] は [仕事] を [独自のアプローチ] によって助け、[測定可能な成果] を得られるようにする。」
例:「フリーランスのデザイナー向けに、MeetingLoopは会議メモを優先度付きのフォローアップに変換し、クライアントのタスクが見落とされないようにする。」
ボタンではなくアウトカムで考えてください。アプリが有用であることを証明する最小限のジョブセットを目指します。
典型的なコアジョブ例:
AIプロンプト: 「私のユーザーとバリュープロポジションに基づき、MVP向けに5つのコアユーザージョブを提案し、重要度順に並べてください。」
MVPが機能しているかを示すいくつかの数値を選びます:
指標はバニティではなくコアジョブに紐づけてください。
簡単なルール:MVPはユーザーが主要ジョブを少なくとも一度エンドツーエンドで完了できるものでなければなりません。
2つのリストを作ります:
迷ったらAIに聞いてください:「約束した成果をまだ提供する最もシンプルなバージョンは何か?まず何を切るべきか一覧にして。」
明確な要件は「かっこいいアプリのアイデア」をチーム(またはあなた+AI)が実際に作れるものに変えます。目標は完璧な仕様ではなく、共有できてテスト可能な理解を作ることです。
1人の主要ユーザーを選び、簡単なペルソナを書いてください:
次にメインジャーニーを「アプリを開く」から「価値を得る」まで5–8ステップで書きます。具体的(タップ、選ぶ、保存、支払う、共有)にしてください。曖昧な表現(「エンゲージする」「操作する」)は避けます。
各ジャーニーステップをユーザーストーリーに変換します:
例:
(上記の英文は原文のまま保持されていますが、日本語化しても構いません)
MVPを定義するので容赦なく:
もし2つの“Must”が互いに依存しているなら、それらを1つの“Must”機能スライスにまとめ、エンドツーエンドで提供できるようにします。
各Mustストーリーに対して、誰でも検証できる3–6のチェックを書きます:
完璧さではなく軽量なサイズ付けを使います:
もし機能がLなら、分割して大半をS/Mにします。こうすることでAI支援の実装も安全になり、各変更が小さくレビューしやすくなります。
ピクセルのデザインやコードを書く前に、アプリ内の明確な経路(画面一覧、遷移、異常時の挙動)を用意します。AIは最初の草案を素早く出すのに優れていますが、それをスケッチとして扱い、決定としないでください。
短いプロダクト説明とMVP目標から始め、提案された画面リストとナビゲーションモデル(タブ、スタック、オンボーディング等)を求めます。効果的なプロンプト例:
You are a product designer. Based on this MVP: <describe>, propose:
1) a list of screens (MVP only)
2) primary navigation (tabs/drawer/stack)
3) for each screen: purpose, key components, and CTA
Keep it to ~8–12 screens.
(上記コードブロックは変更せずそのまま残します)
次にそれを「画面マップ」に変換して、ストーリーボードのようにレビューできる形にします:番号付き画面と遷移のリストです。
期待する出力例:
各画面について、データがないとき、ネットワークが遅いとき、入力が無効なとき、権限が拒否されたときに何を表示するかをAIに書かせてください。これらはしばしば実際の要件(ローディングスピナー、再試行アクション、オフラインメッセージ)を生みます。
フローのアウトラインを3–5人のターゲットユーザーに見せ、「タスクを完了してください(UIは不要)」と依頼します。躊躇する箇所を観察し、欠けているステップや混乱する遷移をメモします。
調整後、MVPの画面マップを凍結します。これがビルドチェックリストになり、UIや実装に移る際のスコープの肥大化を防ぎます。
クリーンなデータモデルは、拡張しやすいアプリと機能追加で壊れやすいアプリの差です。AIは機能リストから素早くエンティティや関係、ルールの草案を作るのに有用ですが、実際のビジネスの動きに合っているかは必ず確認してください。
アプリが保存・参照する主要なものを列挙:User, Project, Order, Message, Subscriptionなど。MVPのスコープをスキャンして、ユーザーストーリー内の名詞をハイライトすると見つけやすいです。
その後AIに具体的にお願いしてください:
「このMVPと画面に基づき、最小限のエンティティとフィールドを提案してください。主キー、必須/任意フィールド、サンプルレコードを含めてください。」
AIに以下のような関係を提案させます:
次にエッジケースを投げかけます:「プロジェクトは複数のオーナーを持てるか?」「ユーザーが削除されたらどうなるか?」「監査や履歴のためにソフトデリートは必要か?」
AIにテスト可能な文としてルールを列挙してもらいます:
ルールが更新される唯一の場所を決めます:リポジトリ内の短い“Business Rules”ドキュメント、スキーマファイル、共有仕様ページのいずれか。UI、バックエンド、テストは同じ定義を参照するようにして一貫性を保ちます。
オフラインで何が必須か(プロジェクトの閲覧、注文の下書き、メッセージのキュー)とサーバーが必要なもの(支払い、アカウント変更)を明確にします。これはローカルID、同期状態、競合解決ルール(例:「最後に書き込んだものが勝つ」か「フィールドをマージする」か)に影響します。
技術選定はMVPの最速リリースを目指すべきで、「将来への完全な耐性」ではありません。MVP目標とチームのスキルに合った最もシンプルなスタックを選んでください。
ネイティブ(Swift/Kotlin):パフォーマンスとプラットフォーム特有の仕上がりは最良だが、2回作る必要がある。
クロスプラットフォーム(React NativeやFlutter):iOSとAndroidを一つのコードベースで、少人数チームの反復が速い。MVPのデフォルトとして優秀。
PWA:コンテンツやシンプルなワークフローには最安だが、デバイス機能やストアでのプレゼンスに制限あり。
カメラ、Bluetooth、複雑なアニメーションを多用するならネイティブ、もしくは成熟したプラグインが揃ったクロスプラットフォームを検討してください。
多くのMVPに適した実用的な選択肢:
「ワンプラットフォーム」寄りのアプローチが欲しければ、Koder.aiはチャットからフルスタックのアプリを生成し、モダンなデフォルトスタック(WebはReact、バックエンドはGo、データはPostgreSQL)でよく動きます。モバイルはiOSとAndroidで1コードベースを望むならFlutterが強力です。
完璧な図は必要ありません—AIに書かせる高レベルな説明で十分です:
Describe a high-level architecture for a cross-platform mobile app:
- React Native client
- REST API backend
- PostgreSQL database
- Auth (email + OAuth)
- Push notifications
Include data flow for login, fetching list items, and creating an item.
Output as: components + arrows description.
その説明をチームの合意形成に使ってください。
早い段階から3つの環境を用意します。StagingはProductionを模した構成(同じサービス、分離されたデータ)にしておき、リリースを安全にテストできるようにします。
最も難しい部分を証明する“薄いスライス”をビルドします:
これが動けば、機能追加は予測可能になります。
画面を作る前に、アプリがバックエンドや外部サービスとどうやって通信するかを決めてください。軽いAPI仕様があれば、モバイルとバックエンドでの解釈の相違による書き直しを防げます。
MVPが依存する外部サービスと、送受信するデータをリストアップします:
プランやサポートレベルが不明な場合は、関係者に /pricing を参照するよう促してください。
機能リストを渡し、初版のAPI契約を出してもらいます。プロンプト例:
「ユーザーサインアップ/ログイン、注文作成、注文一覧、注文ステータス更新のREST APIを下書きしてください。リクエスト/レスポンスJSON、認証方法、ページネーション、冪等性を含めてください。」
REST(単純で予測可能)かGraphQL(柔軟)どちらにするかを選び、命名は一貫させリソースを明確にしておきます。
エラーフォーマットをエンドポイント全体で一貫させます(モバイルチームはこれを好みます):
{ "error": { "code": "PAYMENT_DECLINED", "message": "Card was declined", "details": {"retryable": true} } }
AIが見落としがちなエッジケースも文書化します:
API契約を共有ドキュメント(またはOpenAPI/Swagger)で公開し、バージョン管理し、ステータスコードやフィールド、必須/任意の「完了」基準を合意します。こうすることでAI生成のロジックが実際のシステムと合致し、再作業を数週間節約できます。
ワイヤーフレームはユーザーが何をするべきかに集中させます。簡素なデザインシステムと組み合わせれば、iOSとAndroidで一貫したUIが得られ、AI生成ロジックで実装しやすくなります。
画面マップから始め、各画面をUIコンポーネントのチェックリストに変えてもらいます。単に「良いレイアウト」を求めるより実行性が高いです。
プロンプト例:
For the following screen: "Order Details"
- user goal:
- key actions:
- edge cases (empty, error, slow network):
Generate:
1) UI components (buttons, fields, lists, cards)
2) Component states (default, disabled, loading)
3) Validation rules and error copy
Return as a table.
出力は草案として扱い、存在するフィールドや主要アクション、設計すべき状態が網羅されているかを確認します。
完全なデザインライブラリは不要です。画面ごとの一品モノを防ぐために最低限を定義します:
AIにブランドトーンに基づく初期値を提案させ、可読性とコントラストを調整してください。
ワイヤーフレームとコンポーネント仕様に以下を組み込みます:
多くのMVPがここで失敗します。以下を明示的にワイヤーフレーム化してください:
構造、文言、コンポーネントルールを共通に保ちつつ、プラットフォーム慣習(ナビゲーションパターン、システムダイアログ)は維持して良い。目標は一貫性で、同一性ではありません。
AIで「本物の」ロジックを生成する前に、変更を追跡可能でリリースが予測可能になる基盤を整えます。クリーンなワークフローがAI支援コードを追跡しやすくします。
小さいならモバイル+バックエンドを単一リポジトリに、チームが別ならリポジトリを分けます。いずれの場合も、実行方法、設定場所、リリース方法を説明する短いREADMEを書いてください。
シンプルなブランチモデル:
main:常にリリース可能feat/login, fix/crash-on-startなどGitホスティングの設定でコードレビュールールを設定:
PRごとにCIを走らせます:
アーティファクトは見つけやすく(デバッグAPK/IPAをCI実行に添付する等)しておきます。GitHub Actionsならワークフローを .github/workflows/ に置き、ci.yml、release.yml と明瞭に命名します。
AIはボイラープレート(画面、ナビゲーションシェル、APIクライアントスタブ)を生み出すのに優れますが、その出力をジュニア開発者の貢献と同様に扱ってください:
Koder.aiを使っている場合も同様の規律を守り、Planning Modeでスコープを固定してから生成し、スナップショット/ロールバックで安全に戻せるようにします。
ユーザーストーリーに沿ったタスクボード(GitHub Projects/Jira/Trello)を作り、各機能の「完了」を次のように定義します:
このワークフローがAI生成のロジックを信頼可能で追跡可能、出荷可能に保ちます。
AIは機能開発を加速しますが、ジュニアのチームメンバーのように扱ってください:有用な草案であって最終決定ではありません。安全なパターンは、AIにスターター構造(画面、ナビ、純粋関数)を生成させ、それから振る舞い・エッジケース・品質を人が確認することです。
「薄い」画面を要求し、UIイベントを意味のある関数名にワイヤするだけのものにします。例:「ネットワーキングコードはまだ書かないで、email/passwordフィールド、ロード状態、エラー表示、成功時のHomeへのナビゲーションを持つLoginScreenを作ってください。」こうすればUIが読みやすく、後で差し替えやすくなります。
価格計算、バリデーション、権限、状態遷移などは純粋関数に押し出します。AIは具体例を与えればこれを下書きするのが得意です。
有効なプロンプトテンプレート:
出力が来たら、不明瞭なものはより小さな関数に分割してから広げてください。
/ai/feature-login/ のようなフォルダを作り:
prompt.md(何を聞いたか)output.md(得られた出力)こうすると数週間後にバグが出たときにトレースできます。
AI生成コードをマージする前に確認:データバリデーション、認可チェック、シークレットの扱い(ハードコード禁止)、エラーメッセージ(詳細を漏らさない)、依存関係の適切性。命名とフォーマットを既存スタイルに合わせます。
AIが不自然なパターン(巨大ファイル、重複ロジック、不明瞭な状態)を生んだらすぐに直します。初期段階の小さなクリーンアップが、後々の変更困難なアーキテクチャを防ぎます。
テストはAI生成ロジックが信用に値するかを示す場です。良い戦略は高速な自動チェック(ユニット+統合)と実機サニティチェックを組み合わせ、ユーザーに届く前に問題を捕まえます。
まず静かに壊れる可能性のあるビジネスルールをユニットテストします:バリデーション、計算、権限チェック、フォーマット、APIデータとUI表示のマッピング。
AIにエッジケースを広げさせるのは有効ですが、AIに振る舞いをでっち上げさせないでください。ルールを渡してそれを証明するテストを書かせます。
ユニットだけでは「孤立しては動くが一緒に動かない」ケースを見逃します。統合テストで:
テストサーバー構成(または記録済みフィクスチャ)で安定した再現性を持たせると良いです。
自動テストが十分でも、デバイスQAは人間向けの問題(テキスト切れ、キーボード挙動、アニメーションの不具合、権限プロンプト)を捕まえます。
AIにユーザーストーリーからテストケースやチェックリスト(ハッピーパス+上位10の失敗パス)を作らせ、それを実UIや要件と突き合わせて検証してください—AIはプラットフォーム固有の手順を見落とすことがあります。
提出前にユーザーが最も気にする点を優先してください:
デプロイは「ボタンを押す」以上の作業で、驚きを減らすことが目的です。AIは書類やチェックリストを速く作れますが、ポリシー、プライバシー、最終ビルドは人が確認してください。
AIにMVPスコープを元にストア掲載文を下書きさせます:明確なワンライナー、3–5の主要機能、短い「使い方」など。その後あなたの声で書き直します。
用意/確定するもの:
AIへのコツ:"benefits(利点)を説明するスクリーンショットキャプションを5つ作って"と頼み、それぞれを実際の画面に合わせてください。
署名を早めにセットアップしておき、リリース当日にアカウントで詰まらないようにします。
リリースビルド(デバッグではない)を生成してテストします。内部テスト(TestFlight / Play Internal Testing)を使い、インストール、ログイン、プッシュ通知、ディープリンクを検証します。
提出前に確認:
バックエンドはstagingへデプロイしてリリース候補を検証:マイグレーション、バックグラウンドジョブ、Webhook、APIのレート制限。問題なければ同じアーティファクト/設定をProductionへ昇格させます。
段階的リリース(例:5% → 25% → 100%)とロールバック手順を定義します:
ツールがスナップショットとロールバックをサポートするなら(例:Koder.aiのスナップショット/ロールバックやソースコードエクスポート)、主要なリリース前に既知の良好な状態をフリーズしておくとリスクが下がります。
AIの助けが必要なら、あなたの権限や統合、アプリカテゴリに合わせたリリースチェックリストを生成させ、それを手動で検証してください。
ローンチは終点ではなく、本当にデータが取れる瞬間です。目標は短いループを構築すること:ユーザー行動を測り、なぜそうするかを学び、予測可能な頻度で改善を出すことです。
ユーザーが価値に到達したかを説明する少数のイベントから始めます。
例:「サインアップ → オンボーディング完了 → 最初のアイテム作成 → 共有/エクスポート → 翌日再訪」。各ステップをイベントとして追跡し、プラン種別、デバイスOS、獲得チャネルなど基本プロパティを添えます。
「全部追う」よりも「少数の重要なイベント」に絞る方が実際に見るようになります。
分析はユーザーの試行を示し、クラッシュ報告は壊れている箇所を示します。設定項目:
アラートはチームが見ているチャネル(メール、Slack等)へ送るようにし、「オンコールライト」ルール(誰が、どの頻度でチェックし、何が緊急か)を決めます。
アプリレビューだけに頼らないでください。軽量なフィードバック経路を用意します:
1〜2週間のコメントが集まったらAIにクラスタリングさせ、テーマ別、頻度、重大度でまとめさせます。以下を出すよう促してください:
AIの要約は有用ですが、文脈確認は必ず人が行ってください—AIはあくまでアナリスト補助です。
定期的なアップデート頻度を決めます(例:週次バグ修正、月次機能)。短いロードマップには混ぜます:
公開開発しているなら、ユーザーとループを閉じることを検討してください:Koder.aiのようなプラットフォームはコンテンツ作成でクレジットを得る仕組みや紹介リンクによるリファラルをサポートしており、成長中の反復の資金調達に役立ちます。
テンプレートが必要ならチームに /blog/app-iteration-checklist を案内してください。